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etc
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[作曲者別]
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国産クラシック オールド
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1~8件目/合計8件 1ページ目/合計1ページ
1
製作家/商品名
:
中出 敏彦 Toshihiko Nakade
モデル/品番 Model/No.
:
No.1000A
スペック
カタログ
&問合せ
弦長 Scale Length
:
655mm
国 Country
:
日本 Japan
製作年 Year
:
1971年
表板 Top
:
松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides
:
中南米ローズウッド単板 South American Rosewood
付属品 Option
:
ハードケース
備考 Notes
:
ネック:マホガニー
指 板:エボニー
塗 装:カシュー
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 3.0mm/6弦 4.2mm
〔製作家情報〕
1932年東京生まれ。ジャパンヴィンテージの筆頭格として河野賢と共に名の挙がる中出阪蔵(1906~1993)の次男。父の教えのもと16歳よりヴァイオリンとギターの製作を開始し、5年後にはギター製作に専心するようになります。1960年には自身の独立した工房を開設し、オリジナルラベルでの製作を開始。その後1968年にはスペインに渡り、マドリッドの製作家エルナンデス・イ・アグアドの工房に入門。この名工からの影響が決定的となり、自身のその後の製作哲学を明確に方向づけられることとなります。外観的な意匠や楽器構造、音色的な特徴においてその影響は如実に表れており、そこに氏独自の個性を注ぎ込んだ楽器はその勇壮な鳴りと豊かな表情とで人気を博します。
80歳を越えた後も製作は衰えず、中級者用のすぐれたミドルクラスから、国内製作家としては最高値となる250万を越えるハイスペックモデルまで、一貫して細かな部分まで手の行き届いた高品質を維持して出荷を続けてきた、そのブランドとしての気位の高さはやはり敬服に値するものでしょう。邦人製作家の最長老として、近年は限定的ながらも製作を続けていましたが、豊富なストックを誇っていた木材を全て使い終わったところで製作を引退。スペイン的なニュアンスを感じさせる国内ブランドの代表格としての地位を揺るぎないもにしてきた氏のギターは、近年は父阪蔵氏と並び、海外でも人気の高まっているアイテムとなっています。同じギター製作家(現在は引退)の中出輝明氏は兄、中出幸雄氏は弟、また中出六太郎氏は叔父になります。
〔楽器情報〕
中出敏彦1971年製作のNo.1000Aモデル Usedの入荷です。当時のこのブランドの上位機種の一つで、横裏板は中南米ローズウッド、ヘッドは師アグアドの影響を如実に受けたデザインで凝った細工のもの。スペインでの修行から帰国して間もないころの作ですが、音においても既に後年の彼のギターを特徴づける要素が十全に備わっています。
しっかりした音圧で、倍音が豊かに響き、体感的に包まれるような明るい鳴り。スペインそのものとは言えないまでも、彼自身の経験から醸成したであろうスペイン的イメージに着地させており、それがこの楽器に充実したアイデンティティを付与しています。加えておそらくは経年の弾き込みによるものか、単音には(特にアポヤンドで弾いたときなどは)たっぷりとしたコクがあり、豊かに歌うところが魅力的。
表面板力木配置はサウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に各1本のハーモニックバー、そのうち下側のほうのバーの中央部分を起点として高音側横板の下部ふくらみ部分に向かって斜めに下りてゆくもう一本のバー(トレブルバー)、扇状力木は等間隔に7本、それらの先端をボトム部で受けとめるように2本のクロージングバーがハの字型に配置されており、またちょうど駒板の位置にはほぼ同じ面積に補強プレートが貼られているという構造。扇状力木の本数と配置など若干異なる部分はありますが、これは師であるアグアドのギターを基本としているものと言えます。レゾナンスはG#の少し上に設定されています。
表面板のブリッジ下1弦側と6弦側とに1か所ずつボトムまでの割れ補修歴があります。また同じく表面板の高音側下部ふくらみ部分に数センチの割れ補修歴があります。これらは3か所とのも内側よりパッチ補強が施されております。その他やや深めの搔き傷、打痕、弾きキズが数か所あります。横裏板は衣服等による細かな摩擦あとや部分的な変色など見られますが大きな傷はありません。ネック、フレット、糸巻など演奏性にかかかわる部分も良好です。ネックシェイプは厚めのDシェイプ。弦高値は3.0/4.2mm(1弦/6弦 12フレット)、サドルには2.0~3.0mmの余剰があります。全体はカシュー塗装による仕上げで、経年により塗装表面には細かなウェザーチェックが入っていますが継続しての使用には現時点で問題ありません。
定価(税込)
: 時価
販売価格(税込)
: 165,000 円
注文数
:
製作家/商品名
:
中出 敏彦 Toshihiko Nakade
モデル/品番 Model/No.
:
Master 120
スペック
カタログ
&問合せ
弦長 Scale Length
:
645mm
国 Country
:
日本 Japan
製作年 Year
:
2003年
表板 Top
:
松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides
:
中南米ローズウッド単板 South American Rosewood
付属品 Option
:
ハードケース
備考 Notes
:
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:表板:セラック/横裏板:カシュー
糸 巻:フステーロ
弦 高:1弦 2.8mm/6弦 3.8mm
〔製作家情報〕
1932年東京生まれ。ジャパンヴィンテージの筆頭格として河野賢と共に名の挙がる中出阪蔵(1906~1993)の次男。父の教えのもと16歳よりヴァイオリンとギターの製作を開始し、5年後にはギター製作に専心するようになります。1960年には自身の独立した工房を開設し、オリジナルラベルでの製作を開始。その後1968年にはスペインに渡り、マドリッドの製作家エルナンデス・イ・アグアドの工房に入門。この名工からの影響が決定的となり、自身のその後の製作哲学を明確に方向づけられることとなります。外観的な意匠や楽器構造、音色的な特徴においてその影響は如実に表れており、そこに氏独自の個性を注ぎ込んだ楽器はその勇壮な鳴りと豊かな表情とで人気を博します。
80歳を越えたあとも邦人製作家の最長老として限定的ながらも製作を続け、スペイン的なニュアンスを濃密に感じさせる国内ブランドの代表格となっていましたが、昨年最後の一本を出荷し引退。近年は父阪蔵氏と並んで海外でも人気の高まっているブランドです。同じギター製作家(現在は引退)の中出輝明氏は兄、中出幸雄氏は弟、また中出六太郎氏は叔父になります。
〔楽器情報〕
中出敏彦氏製作のハイエンドモデルMaster120 2003年製Usedが入荷致しました。
エルナンデス・イ・アグアドのコピーモデルである「AGUADO」モデルと並び、このブランドの最上位機種の一つ。内部構造はサウンドホール上下に1本ずつのハーモニックバー、そのうち下側のほうのバーの中央部分から高音側横板に向かって斜めに伸びてゆくトレブルバー、そして6本の扇状力木が表面板センターに配された1本を境として高音側に2本、低音側に3本設置されており、それらの先端をボトム部で受けとめる2本のハの字型クロージングバー、またちょうど駒板の位置には同じ横幅でパッチ板が貼られているという構造で、これはアグアドのギターを踏襲した配置と言えます。レゾナンスはG#の少し上に設定。
AGUADOモデルでも言えることですが、スペイン的音色のニュアンスを高い次元において見極めそして達成している、その製作家としての力量はやはり国内製作家の中でも稀有なものであり、ギターという楽器として名品にも比べることの出来る確かなアイデンティティを持つに至っています。同ブランドのエントリーからミドルクラスに位置づけられるMaster35~60などではむしろ豪放でたっぷりとした鳴りを備えていたのに対し、ハイエンドモデルとなる本作では程よい粘りをもった雑味の無い渋い響き。音色はちょうどよい艶やかさと、タッチに十全に反応する表情の変化を備えており、発音とサスティーンなど全てにおいて適切で、奏者の音楽性に寄り添うかのような感覚があります。あくまで慎ましい佇まいの中に深い音楽性を感じさせる音響はさすがに国内最高のブランドの矜持を感じさせる仕上がり。
表面板全体に若干の細かな弾き傷、スクラッチ、打痕等があり、横裏板は演奏時の衣服の摩擦等がほんの少しありますが割れなどの大きな修理履歴などはなく、経年考慮すると良好な状態です。ネックは真っすぐを維持しており、フレットの摩耗もありません。糸巻きはスペイン製のフステーロ フレタタイプを装着しており現状で機能性に問題はありません。ネックはやや薄目のフラットなDシェイプ加工。横裏板カシュー、表面板セラックのオリジナル塗装。アグアドを想起させるヘッドプレートとロゼッタの意匠も貫禄があり、外観全体に重厚な気品をたたえています。
Performance video
×
定価(税込)
: 時価
販売価格(税込)
: お問い合わせ下さい。
製作家/商品名
:
中出 敏彦 Toshihiko Nakade
モデル/品番 Model/No.
:
Master 35
スペック
カタログ
&問合せ
弦長 Scale Length
:
630mm
国 Country
:
日本 Japan
製作年 Year
:
2013年
表板 Top
:
スプルース単板 Spruce
横裏板 Back & Sides
:
ローズウッド単板 Indian rosewood
付属品 Option
:
軽量ケース
備考 Notes
:
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:カシュー
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.2mm/6弦 3.3mm
〔製作家情報〕
1932年東京生まれ。ジャパンヴィンテージの筆頭格として河野賢と共に名の挙がる中出阪蔵(1906~1993)の次男。父の教えのもと16歳よりヴァイオリンとギターの製作を開始し、5年後にはギター製作に専心するようになります。1960年には自身の独立した工房を開設し、オリジナルラベルでの製作を開始。その後1968年にはスペインに渡り、マドリッドの製作家エルナンデス・イ・アグアドの工房に入門。この名工からの影響が決定的となり、自身のその後の製作哲学を明確に方向づけられることとなります。外観的な意匠や楽器構造、音色的な特徴においてその影響は如実に表れており、そこに氏独自の個性を注ぎ込んだ楽器はその勇壮な鳴りと豊かな表情とで人気を博します。
80歳を越えた後も製作は衰えず、中級者用のすぐれたミドルクラスから、国内製作家としては最高値となる250万を越えるハイスペックモデルまで、一貫して細かな部分まで手の行き届いた高品質を維持して出荷を続けてきた、そのブランドとしての気位の高さはやはり敬服に値するものでしょう。邦人製作家の最長老として、近年は限定的ながらも製作を続けていましたが、豊富なストックを誇っていた木材を全て使い終わったところで製作を引退。スペイン的なニュアンスを感じさせる国内ブランドの代表格としての地位を揺るぎないもにしてきた氏のギターは、近年は父阪蔵氏と並び、海外でも人気の高まっているアイテムとなっています。同じギター製作家(現在は引退)の中出輝明氏は兄、中出幸雄氏は弟、また中出六太郎氏は叔父になります。
〔楽器情報〕
中出敏彦製作 Master 35 2013年製 630㎜ 仕様 Usedの入荷です。このブランドとしてはエントリーに位置づけられるモデルですが、材、造作そして音の完成度においてやはり敏彦氏ならではの高いクオリティを有しており、とてもリーズナブルな一本です。630mmスケールの「デメリット」(小さめなボディサイズゆえの響きへの影響など)をほとんど感じさせない充実した音圧で、倍音が豊かに鳴り、包まれるような音響はこのブランドならでは。同時に発音の反応性など楽曲演奏における機能的な面でも不足はなく、まずは円満におすすめできるエントリーモデルとなっています。
表面板力木配置はサウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に各2本のハーモニックバーが設置されており、このうち一番ブリッジ寄りの1本は低音側から高音側に向かってわずかに下がってゆくように斜めに設置されています。扇状力木は左右対称7本で、ボトム部でそれらの先端を受け止めるように2本のクロージングバーがハの字型に配置され、駒板位置にはほぼ同じ面積を薄い補強プレートが貼られているという構造。このブランドの上位モデルで採用されているアグアド的な配置とは異なり、特にサウンドホール下の2本のハーモニックバーの配置関係はイグナシオ・フレタのものを想起させます(ただしフレタは扇状力木が9本設置されています)。レゾナンスはG#~Aに設定されています。
全体はカシュ―塗装による仕上げでオリジナルのまま。表面板の指板脇やサウンドホールまわり、ブリッジ下などにわずかに傷ありますが軽微なもので、横裏板もわずかに数か所の打痕と衣服等による細かな摩擦のほかは綺麗な状態を維持しています。割れなどの大きな修理履歴もありません。ネック、フレット、糸巻など演奏性にかかかわる部分も良好です。ネックシェイプは薄くフラットな仕上げのDシェイプ。弦高値は2.2/3.3mm(1弦/6弦 12フレット)とかなり低めの設定。サドルには1.5~2.0mmの余剰があります。重量は軽めで1.45㎏となっています。
定価(税込)
: 時価
販売価格(税込)
: 198,000 円
注文数
:
製作家/商品名
:
星野 良充 Yoshimitsu Hoshino
モデル/品番 Model/No.
:
No.209
スペック
カタログ
&問合せ
弦長 Scale Length
:
633mm
国 Country
:
日本 Japan
製作年 Year
:
1999年
表板 Top
:
松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides
:
ローズウッド単板 Indian Rosewood
付属品 Option
:
軽量ケース
備考 Notes
:
ネック:マホガニー
指 板:エボニー
塗 装:表板 セラック /横裏板 カシュー
糸 巻:スローン
弦 高:1弦 2.8mm/6弦 4.0mm
〔製作家情報〕
1942年札幌市生まれ。20才で中出阪蔵に師事しギター製作の道に入り、6年間の修行後、26才から2年間ヨーロッパにてフレタ、アグアド、ハウザー等の有名ギター工房を訪ね研鑽を重ねました。その後28才で東京に工房を開設。以来40年以上に亘って寡作ながら地道な製作活動を続けていましたが、現在は引退し、中古市場のみで入手可能の貴重なブランドとなっています。
彼のギターにおける良材のセレクションと隅々まで精緻に作り抜かれた上品な外観、そして工作精度の高さ、また鳴りとバランスにおけるしっかりした音響設計は国内でもトップクラスと言える完成度を有しています。その音色は豊かな表情のポテンシャルを有していながらも、紳士的なストイシズムとでもいうべきものがあり、それがこのブランド独自のテイストを生み出しています。国外のギタリストの評価も高く、イヨラン・セルシェル、アリエル・アッセルボーン他の名手に愛奏されていることでも良く知られています。
〔楽器情報〕
星野良充製作 1999年製 No.209 松・インディアンローズウッド 633mmショートスケール仕様の一本 Usedでの入荷です。
表面板力木構造はサウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に1本ずつのハーモニックバー、左右対称7本の扇状力木とそれらの先端をボトム部で受け止める2本のハの字型に設置されたクロージングバー、駒板の位置にほぼ同じ範囲でパッチ板を貼り付けた全体の構造で、ドイツの名ブランド ヘルマン・ハウザーの有名なセゴビアモデルを想起させるもの。レゾナンスはG#の少し下に設定されています。この構造的特徴からか、やはりハウザー的な音響バランス(低音から高音までの鍵盤的な統一感)を備えたモデルですが、ハウザーほどの硬質で厳しい透徹した感触ではなく、やや軽めでしなやかな発音。その反応は撥弦の瞬間よりもわずかに早く立ち上がってくるような素早さがあり、演奏に自然なドライブ感が生まれます。音色はいかにもこのブランドらしいどちらかと言えばモノトーンで渋めなものですが、表情には実に多彩な変化があります。このハウザー的音響バランスと渋い表情の組み合わせの案配と着地がこの製作家の最大の魅力であり、ショートスケールの本モデルでもそれは十全に備わっています。
全体の意匠も地味ながらその工作は精緻極まりなく、その方面での腕の確かさも人気のゆえんでしょう。表面板はセラック塗装、横裏板はカシュー仕上げとなっており、塗装の組み合わせはこのブランドの標準仕様となっています。表面板全体は細かな弾きキズがあり、ブリッジ下部分に弦とび跡があります。横裏板は一部の塗装変色、またおそらくは衣服の摩擦によるスクラッチあとがあります。割れなどの修理履歴はなく、ネックはほんのわずかに順反りですが標準設定の範囲内、フレットは適正状態を維持しています。ネック形状はDシェイプのノーマルな厚みで加工されており、フィット感がよく、弦高値は2.8/4.0mm(1弦/6弦 12フレット)の設定でサドルに2.0~2.5mmの余剰がありますのでさらに弾く設定することも可能です。
Performance video
×
定価(税込)
: 時価
販売価格(税込)
: お問い合わせ下さい。
製作家/商品名
:
野辺 正二 Masaji Nobe
モデル/品番 Model/No.
:
No.15
スペック
カタログ
&問合せ
弦長 Scale Length
:
640mm
国 Country
:
日本 Japan
製作年 Year
:
1976年
表板 Top
:
松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides
:
ローズウッド単板 Indian rosewood
付属品 Option
:
ハードケース
備考 Notes
:
ネック:マホガニー
指 板:エボニー
塗 装:ラッカー
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 3.2mm/6弦 4.1mm
〔製作家情報〕
1935年生まれ。東京の指物職人であった父野辺幾衛がその技術を生かしギターの修理をする事から野辺ギター工房は始まります。1965年に独立し自身の工房をスタート。江戸指物師の流れを汲む家系らしく良質な木材の選定と高い工作技術、意匠のセンスと味わい深い外観の仕上がりなどが特徴です。音色もそのたたずまい同様に渋く滋味深いもので、スペインギターを基本としながらも華やかさとは一線を画した、まさにいぶし銀のような味わいを持ったものとして他にはない個性を持っています。
同様にギターを製作した野辺邦治は兄にあたります。生涯現役で良質なギターを製作し続けましたが、2004年に死去。現在は息子の野辺雅史氏が父の工房を引継ぎ、彼の残した工具やストック材を使用してブランドを存続しています。またもう一人の息子野辺成一氏も独立して自身の工房を立ち上げ、クラシックギター製作のほか古楽器の修理やアンティーク家具の販売をおこなうショップを経営しています。
〔楽器情報〕
野辺正二 No.15 640mm仕様 1976年製Usedの入荷です。クラシックモデルですが表面板高音側にはゴルペ板が装着してあります。全体に弾き傷、摩擦あとがあり部分的に塗装の摩耗も見られます。ネックは真っすぐを維持しており、フレットは1~6フレットでやや摩耗見られますが演奏性には問題のないレベル。表面板下部の高音側に割れ補修履歴あります(内側よりパッチ補修)。
Performance video
×
定価(税込)
: 時価
販売価格(税込)
: 110,000 円
注文数
:
製作家/商品名
:
中出 阪蔵 Sakazo Nakade
モデル/品番 Model/No.
:
(為書ラベル)
スペック
カタログ
&問合せ
弦長 Scale Length
:
648mm
国 Country
:
日本 Japan
製作年 Year
:
1959年
表板 Top
:
松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides
:
ローズウッド単板 Indian Rosewood
付属品 Option
:
ケース別売
備考 Notes
:
ネック:マホガニー
指 板:ローズウッド
塗 装:カシュー
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 3.2mm/6弦 4.0mm
〔製作家情報〕
1906年三重県松坂市生まれ。1919年宮本金八の工房に弟子入りし、主に弦楽器の製作に従事。1929年にアンドレス・セゴビアが初来日をした際に宮本の指示でセゴビア使用のギターをコピーする機会を得て、ここからギター製作への本格的な移行が始まります。その後1933年に独立。戦争による疎開などで住まいを転々としながらも製作を続け、1950年代に巻き起こる空前のギターブームにのって生産数を飛躍的増加させ、1960年代までの最盛期は河野賢と並んで日本のギター製作界を支える存在になります。子息の輝明氏(長男)敏彦氏(二男)幸雄氏(三男)もギター製作家となり、それぞれ独立したブランドとしてその後の日本のギター製作界の中心を担う存在となってゆきます。井田英夫、稲葉征司、星野良充、田中俊彦、今井博水等多くの門下生を輩出し、大きな影響力を保ったまま1993年に87歳で亡くなりました。現在も中古市場では人気の高いアイテムとなっており、近年では海外からもジャパニーズヴィンテージを代表するブランドとして需要の高まりを見せています。
〔楽器情報〕
中出阪蔵製作 1959年製 為書きラベルの Used が入荷です。のち1960年代以降に重厚で豪奢なモデルラインナップを展開してゆくその直前の、いかにもヴィンテージと呼ぶにふさわしい渋く古風な佇まいがまずは魅力の一本です。経年により塗装は飴色の艶を増し、木目を活かしたシンプルな同心円状のロゼッタがさりげなくアクセントになっています。
音も古風で、各弦の響きにはばらつきがあり、単音和音の洗練度も決して高いとは言えないながら自然な力強さと素朴さがあり、これがなかなか魅力的。奏者の体感的にふくよかに鳴り、しっかりと歌い、音圧の高さも不足がありません。むしろ後年のこのブランドの上位機種ではしばしば硬質過ぎて十分に鳴っていない感も否めないものがあったのですが、ここでの響きはよりナチュラルで心地よさがあります。
表面板力木構造はサウンドホール上側に2本(内一本は短いもの)、下側に1本のハーモニックバー、左右対称7本の扇状力木とそれらの先端をボトム部で受け止めるようにハの字型に配置された2本のクロージングバーという構造。レゾナンスはG#の少し上の設定となっています。
表面板全体に弾きキズ、搔き傷、打痕等が多く見られます。指板両脇に割れ補修歴があり内側からパッチ補強がされています。センターの接ぎ部分は剥離したのを接着修理した履歴があります。横裏板は細かな摩擦あとと塗装のクラック(ウェザーチェック)のほかは大きな傷や修理歴はありませんがエンドブロック部分に過去にエンドピンを装着していた形跡があり穴埋め補修が施されています。ネック、フレットなどは良好な状態を維持しています。ネック形状はとても薄くフラットなDシェイプ。
定価(税込)
: 時価
販売価格(税込)
: 132,000 円
注文数
:
製作家/商品名
:
金山 巌 Iwao Kanayama
モデル/品番 Model/No.
:
250
スペック
カタログ
&問合せ
弦長 Scale Length
:
652mm
国 Country
:
日本 Japan
製作年 Year
:
表板 Top
:
松合板 Spruce
横裏板 Back & Sides
:
ローズウッド合板 Indian Rosewood
付属品 Option
:
ハードケース
備考 Notes
:
ネック:マホガニー
指 板:エボニー
塗 装:カシュー
糸 巻:ゴトー(単式)
弦 高:1弦 2.6mm/6弦 3.0mm
[楽器情報]
金山巌製作の「特選ガット」ギター中古です。年式は不明、表面板松材、横裏板ローズウッドのオール合板仕様。おそらく1960~70年代の作かと思われますが、全体に相応のキズ、打痕等があります。ネックの状態は良好で、真っすぐの状態を維持しており、フレットも適正値を維持しております。弦高もクラシックとしては低めの2.6/3.0mm(1弦/6弦 12フレット)に設定されていますので左手はかなり弾きやすく感じます。ネックシェイプはやや厚めのDシェイプでしっかりしたグリップ感なので好みが分かれるところですが、フィット感は良いと思います。現在は単式の国産糸巻(おそらくGotoh製)が装着されています。ピッチ間数値は37㎜ですので3連プレート式のものに交換の際はご注意ください。
オール合板仕様ですがふっくらとした鳴りでヴィンテージ感たっぷりの音色。表面板内部構造はサウンドホール上下各一本のハーモニックバー、3本の扇状力木(表面板のセンターに寄り添うようにして配置されている)と、ブリッジ両端をそれぞれ起点として各2本の力木が近接する横板に向かってV字を形成するように配置されているというちょっと変わった構造をしています。
定価(税込)
: 時価
販売価格(税込)
: お問い合わせ下さい。
製作家/商品名
:
横尾 俊佑 Shunsuke Yokoo
モデル/品番 Model/No.
:
プレリュード AHV
スペック
カタログ
&問合せ
弦長 Scale Length
:
650mm
国 Country
:
日本 Japan
製作年 Year
:
2018年
表板 Top
:
杉単板 Ceder
横裏板 Back & Sides
:
ローズウッド単板 Indian rosewood
付属品 Option
:
ケース別売
備考 Notes
:
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:カシュー
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 3.0mm/6弦 4.0mm
〔製作家情報〕
1946年大分県生まれ。叔父である横尾幸弘のすすめで高校卒業後の1964年より河野賢に師事。1972年に独立し自身の工房を設立します。河野門下であることを如実に感じさせる、カシュ―仕上げによるしっかりとした造りのギターで、現在展開しているどのモデルもトータルバランスの優れたものとして好評を博しています。息子の真人(1975~)氏とともに同じ工房で精力的に製作していましたが、2023年1月に逝去。
〔楽器情報〕
横尾俊佑製作の Prelude 表面板杉仕様 2018年Usedが入荷いたしました。このブランドの文字通りエントリーに位置するモデルですが、音と演奏性において全体的に不足のないしっかりしたクオリティ。杉材特有の、低音から中低音までのふっくらとした響きと太く艶のある高音で、音量も豊か。カシュ―塗装の楽器ならではのやや硬めのしっかりした音で力強く鳴ります。タッチの許容範囲が広く、音色表現の点でも充実した表情が自然に現れ、ストレスなく弾ける感覚はビギナーにとってもありがたいところでしょう。
表面板の力木配置はサウンドホール上下に一本ずつのハーモニックバー(下側のバーは高音側と低音側に開口部が設けられています)、サウンドホール真下の位置から高音側横板に向かって斜めに下りてゆくように設置されたトレブルバー。6本の扇状力木がセンターに配置された1本を境にして高音側に2本、低音側に3本駒板の位置には横幅いっぱいに薄い補強プレートが貼られ、ボディボトム部では6本の扇状力木の先端を受け止めるように2本のクロージングバーがV字型に配置されています。レゾナンスはF#~Gに設定されています。
割れなどの大きな修理履歴はありません。表面板指板脇やサウンドホール周りなどに若干の弾きキズがあり、裏板は衣服の摩擦による細かなスクラッチあと、ネック裏は3~8フレットの範囲で演奏時の爪のあとがありますが、いずれも外観を損ねるものではなく、全体に良好な状態です。ネック、フレットなどの演奏性に関わる部分も問ありません。ネック形状はCに近いDシェイプでラウンド感があり、握りやすい形状となっています。サドルには1.0~2.5mmほどの余剰がありますので、お好みに応じてさらに弦高を低くすることも可能です。
定価(税込)
: 時価
販売価格(税込)
: 192,500 円
注文数
:
1~8件目/合計8件 1ページ目/合計1ページ
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